#013 石井宏明「幻の扉」



石井宏明展「幻の扉」

2012年11月1日(木) - 30日(金)





ishii




キュレーターズトーク開催日決定しました!

キュレーター・太田菜穂子によるギャラリー・トークが開催されます。

写真の魅力をさらに深く理解するシーンです。どうぞお気軽にご参加くださいませ。

11月5日(月)、26日(月) 各日共16:00〜16:30

(キュレーターは 15:30~17:00 の間、在廊しております)







| 展覧会概要 |

“かつてこの風景に向き合ったことがあるような既視感”と同時に、

“そこを何処と定義することが躊躇われる”そんな気持ちにさせられる「幻の扉」。

ここには、流れ去る日常を超越した場所に存在する“もうひとつの時間”が

刻まれているかのようです。

「La porte de l’illusion」は、2006から2011年にわたって撮影された

現在の進行中のプロジェクトです。

その間、訪れた国は17ヶ国、150以上の場所に及ぶ、

いわば石井氏の“美しい時間”の蒐集の軌跡でもあります。

世界に点在する“もうひとつの時間”が流れる場所を見つけ出し、

丁寧に繋ぎ合わせた結果、“美しい時間”のイメージと共に、

そこに静かに流れる旋律を私たちは聴くことができました。

人間の眼は高品位の視覚情報受信機、

つまりどんなカメラも及ばない潜在機能を持っています。

“視る”という行為の質を高めることで、私たちは更に深く、

この世界の姿を捉えることができるはず。

反射、透過、屈折、多重、さらに視覚がもたらす無限の想像力を駆使し、

「幻の扉」の向こうに広がる世界に向き合ってください。







ishii


|作家プロフィール|


石井宏明 Hiroaki ISHII

1957 埼玉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家としてのキャリアを築く。作品発表には熱心に取り組み、ファインフォトギャラリーとして知られる京都の「ギャラリー・プリンツ」、東京のP.G.Iなどでの個展を開催する。

コレクション: パリ国立図書館写真部門(フランス)

アーティストステートメントより(一部抜粋)

「幻の扉」の副題である「La porte de l'illusion」の “La porte”とは、フランス語で「扉」、“l'illusion"は「幻/幻影」を意味します。
「物体(もの)」は蒐集され、視られることにより、学問的なあるいは歴史的な意味合いといった価値を付加され、本来あった姿から二次的な存在へと変化します。「陳列されることにより、“もの”はその環境やコンテクストから切り離され、『』付きの新たな存在として生き始める」と考えます。私自身と被写体との間にカメラがあるとき、その被写体もまた同じように、 括弧付きの『写真』という物質に変わることを感じています。

展示作品について

今回の展示作品はルネッサンス芸術を支えたフレスコ技法の原理を用いてつくられています。この技法の選択により、本シリーズが目指す深い質感とトーンが実現しました






|作品の購入および展覧会の内容に関するお問い合わせ|

(株)クレー・インク info@klee.co.jp
Tel: 03-5410-1277 / Fax: 03-5410-1278