Current Exhibition ハイライト展 2011-2012



ENTRE DEUX ハイライト展 2011-2012

2012年6月1日(金) - 7月1日(日)

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| 展覧会概要 |

写真術が日本に渡来し、170余年が経ちました。その間写真は、社会に共有のコミュニケーションの場を提供すると同時に、人生の節目における忘れがたい情景を残すものとして個人の記憶に深く関わってきました。世界有数のカメラメーカーを輩出する国として、また「Photography」を“真実を写す”と訳し、写真表現を信じてきた日本人として、私たちは世界で最も写真を大切にして生きてきた民族かもしれません。
今回のハイライト展では、昨年10月から先月まで本ギャラリーで開催された7つの展覧会を振り返り、写真家たちのそれぞれの眼差しの行方をもう一度辿ってみようと思います。湿板写真、ピンホールカメラ、4×5カメラ、銀塩プリント、プラチナプリント、ピグメントプリント、写真家たちの世界観と共に、それぞれの美意識に則した多様な写真表現をご覧いただけるはずです。
奇しくも本展初日は、日本で最初の写真が撮られたとされる天保12年(1841年)6月1日を記念し、定められた「写真の日」にあたります。本展が大切な写真と共に生きてきた私たち自身の人生にも想いを馳せるひと時となれば幸いです。





About 170 years have passed since the photographic technique arrived to our country.
The photography has been offering common communication scenes to our community and also kept deep in personal memory of each one at attending the private events. We Japanese have put much meaning in the photography as people of World No.1 camera industry country and as those who interpret the photography for “what reflects on the truth”. We have been living most intimate with the photography up to now.
In this exhibition, extracting the seven exhibitions held from October 2011 to May 2012, you may once again discover various aspects of photography and the eyes of each photographer describing their world views through wet corrosion system, pinhole camera, 4x5 camera, gelatin silver print, platinum print, or pigment print, etc. The exhibition starting on the 1st June commemorates “the photography day”, as the first photography in Japan is supposed to be taken on this day of 1841, according to the history told today. I wish you will receive original messages sent by each photographer, and realize our precious lives accompanied with the photography.





|作家プロフィール|

ミッシェル・フラピエ

Michel FRAPIER

1958年フランス・アンジェ生まれ。1983年CNP(フランス国立写真センター。当時の総裁はロベール・デルピール)が主催する若き才能の発掘に主眼を置いた 「MOINS TRENTE」でノミネートされて以来、独自の世界観を展開。遠くにいても、人混みの中にいても、"その人"を見つける力、フラピエの「un autre monde」は、“大切な人を見つけ出す個々人の“視る意志”の存在を提示している。21世紀にふさわしい人間の存在にフォーカスしたストリート・フォトの手法といえるだろう。

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ミッシェル・フラピエ「un autre monde」 2012年2月開催





蓮井幹生

Mikio HASUI

1955年東京生まれ。カルチャー系エディトリアルで発表したポートレイト作品から頭角を現し、その後着々と表現領域を拡大。近年はストーリーを紡ぎだす精緻な写真へと発展し、その表現力にはクライアントから厚い信頼が寄せられる。1990年からスタートしたパノラマの画角で真正面から世界と向き合う『PEACE LAND』はまさに蓮井の世界観が結晶したシリーズとして高い評価を得る。世界の海から日本の海へとシーンを移し、現在も制作が続行されている。(同シリーズは2009年フランス国立図書館のパーマネントコレクションとして収蔵)

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蓮井幹生写真展「美を紡ぐ時間」 Part 1:四季を愛でる 2011年10月開催

蓮井幹生写真展「美を紡ぐ時間」 Part 1:四季を愛でる 2011年10月開催





エドワード・レビンソン

Edward LEVINSON

1953年アメリカ・バージニア州生まれ。バージニア州立コモンウェルス大学で写真を学ぶ。1979年、日本に活動拠点を移し、日本および世界各地で開催されるピンホール写真展に精力的に参加する。新聞・雑誌・単行本への写真と記事の寄稿、ワークショップの開催など、ピンホール表現を核に、デジタル、フィルムカメラ等で作品を制作。自宅に個人ギャラリー「エドフォト」を併設し、アーティストプリントの魅力を伝える活動にも取り組む。

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エドワード・レビンソン写真展「ピンホール写真による日本の原風景」 2012年1月開催




宮原夢画

Muga MIYAHARA

1971年 東京生まれ。ファッションフォトグラファーとして雑誌、コマーシャルで活動する一方、古典技法からデジタルまであらゆる表現を探究し、その興味は茶道、華道などの日本の伝統、民族文化にも及ぶ。多角的な視点から独自のフィルターを通した格調高い作品は国内外で高い評価を得る。国内での個展活動の他、2008年、ミラノでの[TOKONOMA]、2010年にはミュンヘンで[Invisible Layers]を発表するなど海外のギャラリーでの作品発表にも精力的に取り組む。

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宮原夢画写真展「天使が降りてくる場所」 2011年12月開催




菅原一剛

Ichigo SUGAWARA

神奈川県生まれ。多様な写真表現に自ら実証的に挑戦しながら、「写真における光」を追求する。特に、2004年から着手した写真の古典技法「湿板写真」プロジェクトには、世界中から関心が集まる。単なる古典技術の復元にとどまらず、最新デジタル技法と組み合わせる先端的な菅原の発想力にはこれからの写真の可能性を読み取ることができる。真摯な制作姿勢には異なるジャンルからの注目が集まり、ファッションブランド、ミュージシャン、映画、アニメーション、医療や環境保全団体、大学等と、多彩なコラボレーションを展開している。

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菅原一剛写真展「花・椿」 2012年4月開催





武田正彦

Masahiko TAKEDA

1958年栃木県生まれ。日本で写真家としてキャリアをスタートし、1985年に渡仏。 
以来パリを活動の拠点とし、ヨーロッパをベースにさまざまなジャンルとのコラボレーションを展開。特にフローリスト、料理やワインなどの食文化を紹介するエディトリアルでは、被写体の本質に向き合う視線が、多くのクライアントから厚い信頼を得、1994年にはニューヨーク・アートディレクターズクラブのシルバー・プライズの受賞、2000年にはフランス政府観光局が主宰するフランスルポルタージュ大賞のグランプリ受賞として結実する。現在はさらに活動領域を広げ、パリを中心にアーティスト活動も展開。

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武田正彦写真展「フランス、美を育む大地 ワインの故郷」 2012年5月開催




ハービー・山口

Herbie YAMAGUCHI

1950年東京生まれ。大学業後、イギリスに渡り十年間をロンドンで過ごす。一時期、ツトム・ヤマシタが主宰する劇団「レッド・ブッダ」に役者として所属するが、常にカメラを手離すことなく、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントを至近距離から撮影する。デビュー前のボーイ・ジョージとのルームシェア体験など、ロンドンが最もエキサイティングだった時代をリアルタイムで体験。処女作「LONDON」以来、モノクロームのスナップ・ポートレイト写真が醸し出す優しく清楚な作風は多くの幅広い年代の人々から支持されている。「人間の希望を撮りたい」、「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」という一貫した姿勢は2011年度の日本写真協会賞作家賞の受賞へと結実する。

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ハービー・山口写真展「明日へ」 2012年3月開催






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