持続可能な社会を目指して

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“化石燃料の使用によって、大気中のCO²が増え、地球温暖化の原因となる”という仮説を最初に唱えたのはスウェーデンのスバンテ・アレニウスという科学者であり、それはなんと1896年のこと。いまから100年以上前のことです。また日本でも宮沢賢治が1923年に「グスコーブドリの伝記」という小説で、“CO²による温室効果”を利用したストーリーを書いているのはご存知でしょうか?しかし、そんな彼らの想像をもはるかに超える地球環境の変動が今、深刻に急速に進んでいます。

2008年4月17日、青山・国際連合大学においてスウェーデン・日本ジョイントシンポジウム「持続可能な都市の発展」が開催されました。
シンポジウムには、スウェーデンからラインフェルト首相やカールグレン環境大臣、日本からは鴨下環境大臣が出席し、両大臣による基調講演ののち、両国の有識者によるパネル・セッションが行われました。

世界の国々の中でも先進的に独自の考えと施策をもって「持続可能な社会」の構築を進めてきたスウェーデン。気候や社会システム、思想も違う日本が全てをそっくり真似できるものではありませんが、社会に変革をもたらすためにはどういった視点や意識、行動が必要なのか、参考になることはとても多いと感じました。

過去、地球の気候変動に関する警鐘を鳴らしていた学者がいても、それらの提言が人々の行動にまで影響を与えるに至らなかった事実。それを”過去の人間が愚かだった”と言って済ませてしまうのは簡単ですが、それでは何の解決にもなりません。いま私たちに必要なのは「地球資源や環境が有限である」ことを共通認識として持ちながら、真に持続可能な社会づくりに対して、手を取り合いながら協力し、必ずや”実現”をすることです。


エコビーイングの巻頭企画である「エコピープル」では、ここ一年間「生物多様性」に関する取材をしてきましたが、次号より「地球温暖化」を年間テーマとして、各界で独自の取り組みを続けている方々よりさまざまな処方箋を伺い、皆様へ紹介をしていこうと思います。


岡山修平

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